産後体調の崩れや変化を感じる事はままある。体力が落ちて免疫がおちたり、初めての出産育児がプレッシャーでメンタル不調になったり。妻の場合、妊娠13週目に子宮筋腫による入院、鉄分不足から貧血を起こし緊急搬送と押さえるべきイベントをそつなくこなしてきた。今回は産後三週目に突然現れた蕁麻疹について。

産後はまず私の実家へ

退院後、私の実家に一週間ほどいて皆で育児をしていた。と、いっても役に立っていたのは祖母くらい。でも泣いてる娘を抱っこしてくれる人が他にもいることにとても助けられた。その後自分たちの家に帰り、三人暮らしが始まった。仕事があるため一日中娘の面倒をみていたのは妻ひとりだ。私は帰宅後、お風呂に入れ寝るまで抱っこするのが主な役割だった。妻は初めての育児に文字通り『孤立奮闘』だったのだ。

産後、突然の湿疹

産後は体力の低下により 母親は体調を崩しやすい。特に冬産まれの場合、気温も寒く乾燥しているため特に風邪やインフルエンザには注意していた。そんなある日、妻がしきりに背中が痒いと訴えてきた。背中を見てみると確かにうっすら赤くなってる箇所がある。冬なので乾燥による湿疹でもあるのかなと思い、ニベアを塗っておいた。しかし次の日も、その次の日も痒みを訴えてくる妻。そして痒い範囲が心なしか広がっているのでは…と気付いた時には時すでに遅し。肩からお尻にかけて、びっしりとブツブツの湿疹が出来ていた。

産後の湿疹の原因

湿疹は、かゆみを伴う紅いブツブツが体の一部に現れることが多く、少なくとも数日から1週間以上、この症状が続きます。原因には、金属などの刺激物の接触による場合、皮膚表面がこすれたりする場合、内服薬などによる体の内側から起こる場合などがあります。妻の場合、産後のストレスによる湿疹でした。

湿疹の症状

最初に現れるかゆみを伴った紅いブツブツは、症状が進むと大きな水疱(すいほう)になります。水疱は、やがて破れ、皮膚の表面がジュクジュクしてきます。かゆみに我慢できず、かいてしまうとさらに症状は悪化していきます。

湿疹の治療法

妻の場合、肩からお尻にかけてびっしりとブツブツの湿疹が現れたため、すぐに皮膚科に連れていきました。物理的な原因が見当たらなかった為、精神的な理由で湿疹が出来たのだろうと診断されました。医師からは湿疹むけの塗り薬を処方してもらい、1日三回こまめに患部に塗布。一週間程度で痕も残らず完治しました。

痕を残さず湿疹を治す方法

広範囲湿疹にも関わらず痕を残さず完治出来た理由は、痒くてもかきむしらなかった事だ。皮膚に傷を作らず水疱が出来ても潰さず薬を塗り続けた結果、無事に完治する事が出来た。女性の身体に痕が残らなくて本当に良かった。

湿疹や蕁麻疹など、皮膚が汚く見えてしまう病気はただでさえ精神的に参ってる妻に衝撃を与えていた。産後であっても綺麗でいたいと思う女性ならではの感性だろう。今回の湿疹の原因は産後の精神的ストレスによるものだったので、これからはもっと家事に育児に参加しなくては、と反省したのでした。